HPリニューアルで後悔しないための準備手順——実案件で学んだ3つのポイント
リニューアルしたのに、前より使いにくくなった、と感じたことはありますか? 自分がこれまで手がけてきた改修案件を振り返ると、後悔の声が出る案件には必ず共通の原因があります。 この記事では、自分が実際に担当した北海道の地方団体HP全面改修の現場…
リニューアルしたのに、前より使いにくくなった、と感じたことはありますか?
自分がこれまで手がけてきた改修案件を振り返ると、後悔の声が出る案件には必ず共通の原因があります。
この記事では、自分が実際に担当した北海道の地方団体HP全面改修の現場をもとに、事故を出さずに進めるための準備手順を具体的にお伝えします。
HPリニューアルで最初にやるべき「全ページの洗い出し」

ページが大量にあるHPを改修する時、いきなり作業を始めると必ずどこかで詰まります。
原因はほぼ全て「全体像を把握しないまま動き始めること」です。
実際、ある地方の商工会議所HPの改修案件でもこの壁にぶつかりました。
数十ページ以上のサイトで、古い情報と現役の情報が混在している状態でした。
最初にやったのは、現在のサイトに存在するページを全てスプレッドシートに書き出す作業でした。
洗い出しをせずに動いた場合のリスクは2点に絞られます。
「消すべきページを消し忘れる」「新しいページ設計の整合性が取れなくなる」です。
どちらも公開後に発覚すると、修正コストが作業工数の倍以上に膨らみます。
まず全ページ洗い出しから入ってください。
これが全ての土台になります。
残すページと捨てるページを仕分ける判断軸

洗い出しが終わったら、すぐに「要/不要の仕分け」に入ります。
リニューアルで失敗する多くのケースは、不要なページを残しすぎることです。
仕分けの判断軸はシンプルに2つです。
- このページを今も誰かが見ているか(アクセスがあるか)
- 掲載している情報は今も正確か(古くなっていないか)
この2点でフィルタリングすると、実際には「削除してよいページ」が全体の3〜4割出てくることも珍しくありません。
自分が担当した商工会議所案件でも、整理後にサイト構造が大幅にシンプルになり、利用者から「どこに何があるか分かりやすい」という声が上がりました。
「何を残すか」より「何を捨てるか」で考えると判断しやすくなります。
迷ったら「2年以上更新されていないページは削除候補」をひとつの目安にしてください。
スマホ対応のタイミングでUI整理もセットで進める理由

スマホ未対応のHPをリニューアルする際、「レスポンシブ対応だけやっておけば」と考えがちです。
しかし、メニュー構成や情報の見せ方をそのままにしておくと、スマホで見られるようにはなっても「使いにくいHP」が残ります。
自分がリニューアルを担当する際は、スマホ対応とUI整理を必ずセットで進めます。
理由はシンプルで、どうせ全体を触るなら、このタイミングにまとめてやらないと後から直すコストが2倍になるからです。
実際に今回の案件でも「レスポンシブ化」「UIの整備」「情報整理」を同時に進めました。
公開後の評判は非常によく、「スマホで見やすくなった」「情報が探しやすくなった」という声を直接いただきました。
スマホ対応を検討しているなら、UI整理も同じタイミングで行ってください。
特殊な環境では「事前マニュアル作成」が一番効く保険になる

通常のレンタルサーバーと異なる環境が絡む案件では、作業前の準備不足が最大のリスクになります。
「まあ何とかなるだろう」で進めると、途中で手が止まって納期が危うくなります。
今回の案件では、一般的なホスティング環境とは異なるサーバー構成に対応する必要がありました。
自分がやったのは「作業を始める前に、環境を調べて手順マニュアルを作る」です。
面倒な作業ですが、やっておくと作業中のトラブルが大幅に減り、後からの確認・引き継ぎにも使えます。
「スピードより事故を出さないことを優先する」という判断は、クライアントからの信頼に直結します。
自分が担当する公的団体や地域団体のHP改修では、ミスの影響範囲が広いため、この順番で動くことを徹底しています。
まとめ
- HPリニューアルは「全ページ洗い出し」から入る。作業開始前の必須工程
- 仕分けの軸は「今も使われているか」「情報が正確か」の2点に絞る
- スマホ対応のタイミングでUI整理もセットで行い、後から手戻りをなくす
- 特殊な環境では、事前に手順マニュアルを作ってから動く
- スピードより「事故を出さないこと」を優先する判断が、最終的な評判につながる
北海道のWeb制作フリーランス・Build代表スズキ。
中小企業・小規模事業者のHP制作・保守をサブスク型で支援しています。
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